地域のシンボルである昇開橋などの歴史遺産や平坦で広がりのある田園・河口景観などの周辺風景と調和した姿やデ・レイケ導流堤が作り出す筑後川の水文化への敬意を大切に考えられました。
橋梁の色彩は、夕日に美しく染まる“淡い桜色”。
筑後川や昇開橋など周辺風景を踏まえた赤~橙色を基調とされています。
筑後川橋は直線橋の2連アーチ橋であることから、吊り材の配置を“クロス配置”とし、アーチと吊り材により面として見せることで横への広がりのあるリズム感やリズミカルを創出するとともに、大川市で盛んな「大川組子細工」などの地域性も表現されています。
筑後川橋は2連のアーチが特徴であるため“アーチ形状を台形断面“にし、アーチシルエットを強調させ2連のアーチが軽やかに河川を渡るように、伸びやかさが創出されています。
導流堤の機能・形・歴史的価値を尊重したデザインで考えられました。